棚田の挑戦
今日は、愛知川沿岸土地改良区の水利研究会に参加しました。
基調講演をされた結城登美雄先生のお話に、「鳴子米プロジェクト」
の紹介がありました。
「もうやめるしかない」という農家の皆さんに、
「あきらめちゃいけないことがある」と説得したそうです。
1俵18,000円の米は、農協の買取の倍以上の価格。
小売価格は24,000円だ。
それを買っていただくための呼びかけ文に感動した。
この世には、あきらめてはならないことがある。
それは「生命と生存のための食料(ソクラテス)」と、
それを育ててくれる人々と農地である。
そして、その中心は米である。
米が村をつくり、国をつくった。
米が水と土と緑をつくり、文化を育んだ。
米とともに家族の暮らしと歴史があった。
米を失うことは
私たちの最も大切なものを失うことになる。
静かに食料危機が進行している。
もう一度
米の作り手と食べ手が向かい合い、
互いに支えあう道を切りひらけないか
我が家の近江鳴谷米は、1俵20,000円。
金勝の農業の状況は、鳴子温泉地域の農業と
大して違わないだろう。
5年後、10年後、どうなるか。
先が見えないが、きっと頑張るのだろう。
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